News Check 北九州市の小学校でコロナ集団感染

きょうのNews Check   

小学校でクラスター発生か  同じクラスの児童5人感染  北九州市


             4月の入学式からずっと休校が続いていた(都内の小学校)
 

きょう6月1日から全国的に学校再開が本格するが、そのタイミングで心配なニュースだ。

集団感染が発生したのは北九州市の守恒小学校。5月25日に再開していたが、5月31日に同じクラスの児童4人の感染が明らかになった。同小では5月28日に児童1人の感染が確認されていた。同市では31日、市内の2つの中学校でも感染者が1人ずつ確認された。

長期間の休校・自宅学習を強いられてきた子どもたちにとって待望の学校・授業再開だが、その矢先に、学校内での感染という不安が表面化してしまった。子どもたちの感染については未知の部分が多い。日本小児科学会もこう警戒している。

『現時点(2020年5月1日)で、子どもの感染者数は成人と比べると少ないですが、感染しやすさは成人と変わらないこともわかってきました。家庭内で感染している例が多く、発熱、乾いた咳を認める一方で、鼻汁や鼻閉などの上気道症状は比較的少ないとされています。成人と同じように、発熱が続き肺炎になる例も報告されています。一部の患者では嘔吐、腹痛や下痢などの消化器症状も認めるようです。
 成人で報告されている嗅覚や味覚の異常が子どもで認められるかは今の時点では不明です。また、発疹やしもやけ、川崎病のような症状も欧米諸国から報告されていますが、国内からの報告はまだありません。
 感染していても無症状である可能性も指摘されていますが、子どもは正確に症状を訴えられないことに注意しなければなりません。』(日本小児科学会のHPから)

これから梅雨、夏と蒸し暑い日々が続く。集団生活を送る小学校、中学校では、冷房の効いていない場所での活動も少なくない。新型コロナだけでなく熱中症も心配だ。学校側は万全の対策で臨んでほしい。

子どもたちへの感染に関して言えば、感染拡大がこれからピークに向かっていくとみられているアフリカ大陸の国々の子どもたちが心配だ。内戦や貧困で栄養状態が悪い子どもたちが多い地域では、免疫力が低い子どもたちへの感染拡大・重症化が懸念される。

WHOが先頭に立って世界各国が協力して、1日も早いワクチン開発を急いでほしい。WHOの責任追及、組織改編論は事態が収束した後にすべきだ。今は感染拡大防止、収束に向けた対策強化に世界が一体となって全力を注ぐときである。






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