NAGSーー長崎の音色ーー

月曜日(29日)、初台のオペラシティで開かれた、音楽の「たまて箱」という

コンサートを鑑賞した。東京オペラシティ コンサートホール主催の無料コンサートで、

12時開演。未就学児もOKということで、小さな子供を連れた親子がいっぱいだった。

この日のお目当てはNAGSという長崎出身の男性デュオの演奏。2011年に結成された

男性ユニットで、ヴィオラとピアノの2人。共に長崎大学の出身で、クラシックを基本に

ジャズ、ポピュラーなど幅広いレパートリーを持ち、「愛と平和と勇気」をテーマに活動

の幅を広げている。プロデューサーは、日本とドイツを往復しながら世界的に活躍中の

松尾由佳さん。

この日は、チェロ、ベース、パーカッションも加わり5人で演奏。愛の詩メドレー、ビートル

ズメドレーなど中高年には懐かしい音楽から入り、ピアソラのLiber Tangoも。

バイオリンでなくヴィオラが主旋律を奏でる雰囲気が面白い。秀逸だったのは、オリジナ

ル曲の「海に捧げる愛の歌」と「NAGASAKI」。

とくに、松尾さんがピアノで参加したNAGASAKIは、過去の歴史上の深い悲しみ、悲劇

を、時に重厚に、時に静かに思いを込めて表現。さらに、そこから平和を希求する思い、

意思が伝わってきた。

NAGSは9月7日には赤坂のバードランドで、10月27日にはオペラシティの近江楽堂で

コンサートを開く。

 
 

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