百年の孤独

昨夜(7月16日)、阿佐ヶ谷の小劇場で、寺山修司作「百年の孤独」(高取英 演出)を観た。

権威、固定観念、家父長的家族制度を否定し、時空を超えた独自の世界を築いた寺山最後の作品。

月蝕歌劇団と客演の役者らによる体当たりの熱演は見応えがあった。難解な作品だが、

無理にすべてを理解しようとせず、役者たちが演じる寺山ワールドを受け入れることで、

3時間余りの観劇は、十分満足のいくものとなった。

没後30年ということで、8月には「寺山修司演劇祭」(ザムザ阿佐谷)も開催される。

演劇、音楽、舞踏…。どんな世界が繰り広げられるのか。酷暑を忘れて寺山ワールドに浸ろうか。

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