東京五輪
東京五輪 早く決断すべき!
ニューヨーク・タイムズ紙が五輪開催に悲観的な見方を掲載したことで、
世界中で感染拡大が続き、国内でも緊急事態宣言が再発令され、終息に向けた見通しがまっ
たく立たないなか、今夏の開催が無理だというのは常識だろう。無駄な出費を避けるために
も一日も早く中止を決断すべきだ。
そもそも東京五輪は「復興五輪」を掲げていた。五輪招致のプレゼンで「フクシマの汚染水
はアンダーコント―ロールされている」と言い放った元首相はすでにその座を去った。
コロナ禍が拡大すると、今度は次に総理になった政治家が「人類が新型コロナウイルスに打
ち勝った証として開催したい」と大風呂敷を広げて見せた。
それでいてGoTo政策を推進し、外国からの入国者についてもビジネストラックを容認し続け
るという、感染防止と真逆の政策を取り続けてきたのである。何をか言わんやである。
東京が中止を言い出すとIOCに莫大な違約金を払わなければならないから、IOCが中止に言及
するのを待つべきだという意見もあるが、コロナ禍は人類共通の問題。東京だけの事情では
ないのだから、中止にしても違約金が発生しないよう国際世論に働きかければいい。
国民の8割が開催に否定的な状況で、無理して開催に突き進むのは常軌を逸している。
これ以上、無駄な出費を避け、貴重な税金をコロナ感染防止、困窮者支援、医療支援に
充てるべきだろう。
繰り返して言おう。一日も早い決断が必要だ。
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