食卓の地図 Part 2 

仕事が一段落し、遅めの晩ご飯。

オフィスの冷蔵庫にあったのは冷凍していた牛肉(栃木・赤城山麓)と、たまねぎ(埼玉)、レタス

(長野)など。

まずは味噌汁。出汁はあご(石川・能登)と昆布(北海道)。味噌は(長野・茅野)、具は大根(宮

崎)とわかめ(岩手・三陸)。

メインは牛肉とたまねぎ、レタスのベトナム風炒め。

フライパンでニンニク(青森)を弱火で炒め、香りが出てきたらタマネギをじっくりと炒める。しんなり

してきたら牛肉を入れ、塩、胡椒、オレガノ、レモングラス、カルダモンを振りかけて炒め、紹興酒を

少々投入。最後にレタスを加えて、砂糖とチリソース、ニョクマムで味付け。

スパイスや調味料の産地を確認するとベトナム、グアテマラ、トルコ産だった。

サイドディッシュはキムチ(韓国)。

なんともエスニックな組み合わせとなった。

食のグローバル化はとどまるところを知らない。

昨夜、TVで、群馬のこんにゃくメーカーが市場の新規開拓を目指し試行錯誤する様子を放映して

いた。地元の中国料理店の料理長のオリジナルメニューをヒントに、こんにゃく麺(麺もどき)の焼き

そばを香港のフードフェアに出品。低カロリー(25㌔カロリー)とこんにゃく麺の食感が受け、ブース

には行列が出来ていた。そう、日本の食品業者(大半が中小)は農家とタッグを組んで、どんどん

海外に進出していけばいい。新たな食材が新たな土地でヒットする可能性はいくらでもあるはず。

日本の底力を発揮する時代に突入した。

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