北の恵み 骨付きハムとカマンベール

高島屋新宿店で「大北海道展」が開催されている。北海道の海の幸、酪農製品、野菜、コメなど、

新鮮でうまい食料品がいっぱい。都内ではほとんど知られていない地場の業者が出店している

ので、思わぬ掘り出し物に出会う。

今回の収穫は、岩内郡共和町の「クレイル」のカマンベール。ロックフォール系のブルーをアレン

ジした「おいこみブルー」という商品だ。熟成途中のチーズで、チラシには「冷蔵庫の野菜室で保

管」「毎日1時間を目安に常温に出してください」とアドバイスが書かれている。毎日、熟成が進ん

でいくのである。軟らかな食感、塩味を控えたやさしい味で、ワインの供にピッタリ。

ここのカマンベールを口にした食通の開高健が、「友人からお歳暮でもらい感嘆した」との手紙を

創業者に送ったエピソードも。ちなみに創業者の西村公祐氏は1960年代に渡仏、7年間、発酵

技術を研究。帰国後75年に創業した人物である。

10月に日本橋店の催事でみつけた深川の「食創造さんだかん」の骨付きハムも絶品。ここに留萌

の井原水産の数の子を加え、北の幸3品でオードブルに。

本物の味を堪能した。




コメント

人気の投稿